ねこになりたい

読書と備忘録

好かれると気持ち悪いと思った話

「好かれると気持ち悪い」

そう思ったことありませんか?

ここ最近特にこの気持ちがひどいので、文字にしてみようと思います。

先日、異性と出かけることになり、それがすごく嫌だったので、なぜ嫌だったのかをせっかくなので整理しました。

予定が分からなかったこと

待ち合わせの時間が中途半端。どこに行くかも何するかも全く分からないことがストレスでした。気心知れている友人達であれば、お互いにどんなスタンスで遊びに行くか、だいたいどのくらいで解散か、何しに行くのか目的を持って遊びに出かけていました。なので、何も決まっていないし相手に委ねることがストレスすぎました。

 

物理的・心理的距離間

仕事でしかお会いしたことがなかったので、仕事じゃないとなった途端にタメ口というのは引きました。

そして「それを許される」と思われている、ということが一番不快です。ナメられてるなと…。勝手に距離感をつめられることが不快でした。

仕事では何とも思わず、むしろ付き合いも長かったので好意的に思っていましたが、プライベートとなると、一緒に並んで歩きたくもないですし、車で二人きりというのも物理的な距離感が近くてかなりストレスに感じました。

自分自身、仕事とプライベートをこんなにはっきり分けていたんだなと新たな発見でもありました。

 

生産性のない会話

共通の話題なんて仕事の話しかないです。

共通の知人のどうでもいい話とか、相手の過去の話。最高にどうでもいいです。

もっと将来の話というか、今後これをしたい、あれをしてみたい、こう考えている、みたいな生産性のある話のほうが自分は好みなんだなと思いました。

 

対等ではないこと

奢られる、物をプレゼントされる、というのが貸しを作るようで嫌でした。

ある程度の関係性が築けていれば素直に嬉しいですが、そこまでの関係性ではないのに、金銭が発生することで対等でなくなるのが嫌でした。

 

女性として見られること

これが一番嫌なんだなと自分で気が付きました。

本当に勝手ですが、女性として見られることが単純に気持ち悪いなと思ってしまいます。

値踏みされることもそうですが、「イケると思われている」ことが一番不快でした。

woman.mynavi.jp

マイナビウーマンさんが実施したアンケートによると、好きでもない男性から好意を持たれて「気持ち悪い」と思ったことのある女性は約7割もいるそうです。

 

今までの異性の同僚、異性の友達は、安心感がありました。

みんな「将来の話」や「自分の考え」などの意見を言い合える関係でした。それが私にとって居心地のいい人間関係なんだなと思います。そして、その関係性の中で一番大きいことは、女性として見られていないことだったなと気が付きました。

 

リスセクシャル・リスロマンティックって?

近年、LGBTQが取り上げられることが増えました。

LGBTQは恋愛することが前提の価値観だと思います。

一方で、「他者に対して性的魅力を感じない」アセクシュアル、「他者に対して恋愛感情を抱かない」アロマンティック、「他人に恋愛感情を抱くものの性的魅力を感じない」ノンセクシュアルというセクシュアリティがあります。

さらに、「相手に性的な魅力を感じるけれど、性的な目で見られたくはない」リスセクシャル、「相手に恋愛感情を持つが、その相手から恋愛感情を持ってもらうことを望まない」リスロマンティックというセクシュアリティもあるそうです。

今回色々と調べてみて初めてこの概念を知りました。このあたりがしっくりくるのかなぁ…なんて漠然と思っています。

何かにカテゴライズされることで自分だけじゃないんだと思えて、不思議と安心感が増しますね。

 

今後どうするか

他人はどうしようもないので、まずは自分です。

長年付き合いがあったので、少しフランクになりすぎたという自覚があります。仕事が円滑に進むように必要以上に愛想よくしていました。自分の態度を改めて相手と一線を引きます。徹底的に社交辞令と敬語です。

行きたくない誘いには乗らないこと。貸しを作らないこと。どうでもいい話をしないこと。これは自分の為です。単純に無駄だし疲弊してしまいます。

そして何より、そういう状況にならないようにする。つまりは二人きりでは絶対に会わない。大事だなと思います。

 

今回は本当に気持ち悪くて苦しかったのですが、文字に起こすと客観視できますね。

仕事とプライベートを割と分けている自分であったり、人のどうでもいい話が嫌いな自分であったり…文字にすることで、新たな自分を発見できたなと少し前向きになりました。