仕事しながら公務員試験勉強(面接試験)
私が受験したのは地方初級です。
9月の一次試験が終わり、まずは作文試験の練習を始めました。
それと同時に面接試験の準備をしました。
作文試験と面接試験は似ている
面接試験でよく聞かれることを調べてみると、作文試験の過去問と重なる部分があることに気がづきます。大きく分類すると、公務員のこと、行政のこと、自分のこと、社会のこと、仕事のこと、と作文試験と同様に分けることができます。
作文試験を練習していると、おのずと面接試験の練習にもなります。
考え方は作文試験と同じです。
何が来ても答えられるように準備しておく。
自分のフィールドで戦う。
がポイントです。
まずは自治体を知る
自分のことを伝えるのは大切ですが、具体的にその自治体でどう自分を活かせるかを伝えることが大切です。その為にも自治体を知ることが必要です。自治体を知ることは、作文試験・面接試験でも前提条件です。
公式HPには「総合計画」「人口ビジョン」などが載っています。それを必ず見ておくこと。その上で自分の意見を持つことが大切です。
考えるポイントは、過去ではなく「未来」です。各自治体の計画を見ると分かる通り公務員は5~10年先の「未来」に向かって仕事をしています。この視点で自分の意見を提示できると最高です。
結論から話す
①結論
②理由・エピソード
③結論の再提示
この順番でかつ簡潔に話すことが大切です。
作文と同じですね。面接の準備段階でこの順番で原稿を作っておきましょう。また、原稿は話し言葉で書くことがおすすめです。
聞かれたことに的確に答える
当たり前ですが大切です。質問した内容と解答がズレていると、あれ?と思われます。コミュニケーションがとりづらい・相手の意図を汲み取れない、という印象を植え付けかねません。
1つの解答を複数の質問で使う
的確に答えるためには事前の準備が大切です。「Aを聞かれたらDを答える」ではなく、「A/B/Cと聞かれたらDを答える」のように1つの解答を少しアレンジして複数の質問で使えるようにしておくのがオススメです。こちらも作文試験と同様ですね。
例えば「自己PRをお願いします」「あなたの強みは何ですか」「頑張ったことを教えてください」など、1つの解答をアレンジすれば答えられますよね。
また、「希望している課はどこか」「希望する課以外に配属されたらどうするか」「どんな取り組みをしたいか」なども同様です。
明るく笑顔でハキハキと
よく「第一印象が大切だ」と言います。
なぜ第一印象が大切なのか、考えたことはありますか?
私が考える第一印象が大切な理由は、”第一印象は一回しかないから”です。
いくら良いことを言っても、"第一印象"が悪ければ相手に響きません。
長い付き合いならまだしも、10~15分で第一印象は覆りづらいと思います。相手に良い印象を与えるためにも「明るく笑顔でハキハキと」。これが出来ていれば多少変なことを言ってもリカバリーできます。
実際に面接をして思ったのは、こちらが笑顔だと相手も笑顔になってくれます。そのおかげで自分もリラックスできます。
実際の面接試験はどうだったか
作文試験終了後10分程度の休憩を挟み面接試験になりました。
面接官と十分に距離があるため、マスクを外すように指示がありました。
表情を見るためだろうと思います。
面接時間:10~15分
面接官:副市長、教育長、外部企業2名の計4名(うち女性1名)
質問内容
・氏名、住所
・簡単に自己紹介
・〇〇市の印象
・ストレスを感じた時の解消法
・迷ったとき、悩んだ時は誰に相談しているか
・今まで民間企業で働いてきて、なぜ公務員なのか
・これからもっと伸ばしていくべき〇〇市の産業
・失敗したこととどう乗り越えたか
・ここは他の人に負けない!というところ
・学歴について、大学で学んだことを仕事にしようとは思わなかったか
・現在部署がなくとも、自分で作れるとしたらどんな仕事に取り組みたいか
・(一次試験の適応性試験を元にした質問)
・〇〇市に住みたいか
・希望している〇〇課以外に、他に興味のある課はあるか
・最後に、今したいことは何ですか?ジャンルは問いません
以上のような質問でした。
面接官4名の他に、面接室まで案内してくださる方が1名、面接室で事務的な指示をしてくださる方が1名いらっしゃいました。
とにかく全員優しくて安心しました。履歴書や身上調書を見ながら質問しているようでした。面接官はマスクをしているので、少し聞き取りづらいところもあるので注意です。感染対策の関係もあり、面接官と距離があるのでハキハキ話さないと伝わりづらいです。
アウトプットの大切さ
作文・面接試験の準備、実際の試験を通して、普段いかに自分が何も考えていなくて、アウトプットできていないかを痛感しました。
アウトプットする習慣、訓練が大切ですね。