ねこになりたい

読書と備忘録

コンフォートゾーンという言葉から考えたこと

コンフォートゾーン(Comfort Zone)

文字通り「居心地のいい場所」のことです。

一見良いように聞こえますが、人の成長という視点から見るとあまり良い状態ではないそうです。

 

私もコンフォートゾーンに長く身を置いています。

事務職として勤続10年にもなると、ほとんどのことは分かります。

社内でも、生き字引的な扱いになりますよね。

自分の今のスキルで事足りているので、特に不便もしない。

仕事は楽だし簡単、そんなに苦労しなくても毎月給料もらえるし。

 

その一方で、

毎日同じで飽きる。

キャリアはつめない。

周りのレベルが低いと感じる。

当たり前にやっていることを賞賛されて、逆にこの会社大丈夫?と心配。

 

これでいいのかな?

これから更に歳を重ねて転職したいと思ったときに何も残らないんじゃ…という不安が常にありました。

 

コンフォートゾーンは成長しにくい場所です。

だって楽なんです。楽なほうがいいですよね。分かります。

しかし、ここから抜け出す勇気が必要だと思います。

キャリアをつみたい、成長したい、かっこよく歳を重ねたい…。

この“変わりたい”という気持ちは大切だなと思います。

 

そこから一歩踏み出したところをラーニングゾーンと呼びます。

未知の世界、今までのスキルが通用しないところ。

つまり、一番成長できる場所です。

 

ラーニングゾーンの更に一歩外側。

これはパニックゾーンと呼びます。

スキルはもちろん通用しない。

下手すると何が起こっているかすら分からないかもしれません。

自分のコントロールの外側すぎてストレスがかかります。

これでは成長どころではありませんよね。

 

コンフォートゾーンから抜け出すために、自分の将来を想像してみてはいかがでしょうか。

5年後、10年後どうなっていますか?

また同じことで悩んでいませんか?

ただ勤続年数が長いだけの人になっていませんか?

かっこよく歳を重ねていますか?

 

「こうなりたい!」

が難しければ

「こうだけは絶対になりたくない!」

という考え方でも良いと思います。

私はどちらかというと後者が強いかもしれません。

 

私はラーニングゾーンに身を置くために、あえて"退職"という力業に出ました。

次が決まっていないのに退職というのはあまりオススメできませんが、そうでもしないとぬくぬく居心地の良い場所に居続けてしまいそうなので、ずいぶん思い切りました。

 

もちろん、退職・転職がすべてではありません。

副業でも良いですし、今の職場でレベルアップしていくこともできます。

何より、“変わりたい”という気持ちを大切にすることと、自分の身を置く場所の見極めが大切だと思います。

一歩踏み出すきっかけになれば幸いです。