病院で症状を上手く伝えられない方へ
病院を受診して、いざ診察というときに、上手く症状を伝えられなかった経験はないですか?
また、聞きたいことが聞けなかった、言い忘れてしまった、なんてことはないでしょうか?
最適な治療を受けるために、受診メモを作ろう。
そこでおすすめしたいのが「受診メモ」を作ること。私のおすすめは「おくすり手帳」にメモをすることです。受診後、処方箋が出たら調剤薬局でも症状を聞かれます。「病院で言ったのにまた同じこと聞かれるの」と思う方もいますよね。でも、薬の専門家である薬剤師のチェックが入ることで、安全に薬を服用できます。その際にもこのメモは活用できます!
さらに、「おくすり手帳」に「受診メモ」を取ることで、自身のアレルギー・副作用情報、病歴、服用中の薬、そして現在の症状(受診メモ)を1冊でまとめて管理することができます。
これが一番のメリットではないでしょうか?
受診メモの例
<症状>
いつから、どこに、どのような症状があったか
診察までの変化(良くなった、変わらない、悪化した)
どのようなとき一番辛いか
薬を服用したか
別の医療機関にかかったか(かかった場合は何と言われたか)
<病歴>
現在治療している病気、過去の入院・手術・通院歴
<気になっていること>
<医師に聞きたいこと>
そして診察が終わったら、
<医師に言われたこと>
をメモしておこう。
さらに、薬局でも薬剤師の説明をメモしておきましょう。
抗生剤は飲み切って、とか、塗り薬や目薬の順番なんかも教わりますよね。
記憶は曖昧になりがちです。病院は混みあっていて診察時間も短い…。そこで、メモを活用し、短い時間でも医師に必要な情報を伝え、無駄なく治療を受けることが賢い選択であると考えます。
医師任せではなく、主体的に受診・治療をおこなうことが大切です。
適切な診察・治療を受けるためにも、分かりやすく必要な情報を医師に伝えるのは患者の役目ではないでしょうか。受診メモを活用して、医療資源を上手に使っていきましょう。